【学習ノート】六書と漢字の構成

漢字の成り立ちと構成を勉強した時であつめた情報をノートの形でまとめて公開します。日本語学習向けの記事でもありますが日本人で六書についてもっと知りたい方もいると思いますので、両方にも○○的な記事になったらと思います。

参考にしたサイトを記事の最後に置きました。

ノートの内容

六書

六書→漢字の成り立ちの分類。
造時法(成り立ち)と用字法(用法)に分ける。

造字法の六書
象形、指事、会意、形声
用字法の六書
転注、仮借

象形→成り立ち方法の名前

象形文字→象形で作られた字をいう

造字法

字をクリックでウィクショナリーに移動。

●象形(しょうけい)
物の形を象って(真似して)文字を作る方法。象形文字の例:

●指事(しじ)
形で表しにくいものを点や線の組み合わせで文字を作る方法。指事文字の例:

●会意(かいい)
すでに存在する文字を二つ以上合わせて別の意味する文字を作る方法。会意文字の例:

●形声(けいせい)
意味を表す字と音を表す字を組み合わせて新しい文字を作る方法。形声文字の例:

もっとも数の多い造字法のは形声。もっとも少ないのは象形。

用字法

転注(てんちゅう)
漢字の本来の意味から他の意味に転用して新しい意味を作る方法。転注文字の例:昔音楽を表した「楽」に音楽がたのしいの理由して「楽しい」を意味するようになった。

→転注の一つの説。決定な定義が存在しない。

仮借(かしゃく・かしゃ)
ある意味を表す文字に発音が似てた別の意味を入れる方法。仮借の例:元々「切」の漢語を表した「七」が仮借して、昔古代中国で発音がにてた「なな」を意味するようになった。他に仮借文字の例:

更新の速さ、研究にかかわる情報の根源などでウィクショナリーが現在もっとも信頼度高い漢字成り立ちの資料となってます。

部首

部首→部首グループと漢字のパーツを両方意味する。
パーツの位置によって部首を分ける、偏旁(へんぼう)という分類が存在する。
偏旁は偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)ともいう。

作られた理由は同じパーツを含まる漢字をカテゴリーするため。
部首をみて意味をあてるすることは可能が、会意文字のみでできることです。

部首グループの例:人部口部水部
水部の部首:水(みず)、氺(したみず)、氵(さんずい)。

偏旁の偏、旁、脚などが一言で漢字の構成要素という。

偏旁

●偏(へん)
文字の左側に位置するパーツ。偏の例:(にんべん)、(さんずい)。

偏のにんべん
偏のさんずい

●旁(つくり)
文字の右側に位置するパーツ。旁の例:(けんづくり)、(おおざと)。

旁のけんづくり
旁のおおざと

●冠(かんむり)
文字の上側に位置するパーツ。冠の例:(うかんむり)、(なべぶた・けいさんかんむり・てんいち)。

冠のうかんむり
冠のなべぶた

●脚(あし)
文字の下側に位置するパーツ。脚の例:(にんにょう・ひとあし)、(はち)。

脚のひとあし
脚のはち

●構(かまえ)
外側に囲むように位置するパーツ。構の例:(はこがまえ)、(くにがまえ)。

構のはこがまえ
構のくにがまえ

●垂(たれ)
上部から左側をおおうように位置するパーツ。垂の例:(がんだれ)、广(まだれ)。

垂のがんたれ
垂のまだれ

●繞(にょう)
左側から下側をとりまいて位置するパーツ。繞の例:(しんにょう・しんにゅう)、(えんにょう・いんにょう)。

繞のしんにょう
繞のえんにょう

部首の調べ方

漢字辞典オンラインのサイト内検索で部首を検索することができる。
ウィクショナリーは大体漢字のページから部首のページに移動する以は外部首を探すのは難しい。

ノートに使った資料

1.ウィクショナリー

六書 - ウィクショナリー日本語版
偏旁 - ウィクショナリー日本語版
部首 - ウィクショナリー日本語版

  

2.漢字辞典オンライン

六書(りくしょ)とは
六書(りくしょ)についてです。六書とは、漢字を成り立ち・構造・用法から六種類に分類したものです。
漢字の偏旁(偏旁冠脚)とは
漢字を構成する偏旁(へんぼう)について説明しています。偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)ともいいます。

  

3.学研キッズネット

てんちゅうもじ【転注文字】 | て | 辞典 | 学研キッズネット
漢字のなりたちや使い方を説明(せつめい)した六書(りくしょ)の1つ。漢字本来の意味から転じて他の意味に転用すること。たとえば「楽」は,もとは「音楽」の意味をもつ象形(しょうけい)文字であったが,音楽をきくことは「たのしい」ので,「ラク」とい...

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